星と運命 (レジュメ等より抜粋)

自らの意志によって、より良い人生に変えることが出来るという前提に立つからこそ、私たちは星を読みます。

そして実際に天体配置を知ることで危険を回避、また幸運を手に入れたりと、実生活に役立てることができる、つまり占星学を学ぶ良さを実感する訳ですが、同時に占星家は、この不幸をどのように回避すればよかったのだろうか? と、星のパズルが明確な人生の方向性を示す事例に、しばしば出会います。

Karmic(カルマ的)というのは、運命の糸が宿命的な様相を呈した時に使われる言葉ですが、果たして回避できない宿命というのはあるのでしょうか?

私は特定の宗教を持たず、学んだこともないため、正確な意味でのカルマは分かりません。

『星と運命』のテーマは“カルマを読み解く”です。カルマ的な事柄の代表格といえる表示は、土星、冥王星、ノード(およびテイル)29度天体が一般的ですが(※下記参照)、このレクチャーでは、ソーラーアークコンバースの手法をご紹介します。コンバースはAFA米国占星学協会の前会長・故ステファニー・クレメント氏(写真左)が推奨されていた手法です。

               クレメント氏はアークシステム全般を好んで実践されており、太陽だけでなく水星などの            

               プラネタリーアークも取り入れて研究されていました。しかし内容的にはさらに複雑にな    

               りますし、実践的という意味でーラーアークコンバースは、非常に重要なヒントとなり、   

               チャートを読むうえで有効性が高い手法だと実感しています。

                                            もともとプログレッションというのは、銃に装填された弾丸、コーヒーの用意が出来たと

               知らせるベルのようなものと表現されます。また別の表現としてよく使われるのがプログ

               レス天体が絡むということは“起きるべくして起きる”事柄かどうか。コンバース天体は、

                                            それを“確かめる”方法のようです。

ハイライトされたソーラーアーク天体(前方に進行する通常のものをForward/SAFとします)に対し、ソーラーアークコンバース天体(天体を逆行させたものConverse/SACとします)がアスペクトを形成することで“影”ができて、コントラストが明確になり、よりプログレスの意味する事が汲み取りやすくなるのです。

※方向性の定まった特徴ある人生かどうかは、調波(ハーモニクス)などにも表れるが、基本的な事柄としてという意味

例題1) Sylvia Plath シルヴィア・プラス&Ted Hughesテッド・ヒューズ

シルヴィア・プラス 出生図

テッド・ヒューズ 出生図

■例題となる二人の物語■

若い頃から詩作をしていたアメリカの女流詩人シルヴィアは英国ケンブリッジ大学に入学。留学中に出会った詩人テッド・ヒューズと出会い、結婚。二人の子供に恵まれるが創作の行き詰まり、経済的な問題、夫の愛人についてなどで悩み30歳のときに子供を残し、オーブンに頭を突っ込んで自殺。その後、夫テッドの愛人であった女性アッシアとテッドはテッドの自宅に住み続け、ふたりの間に娘が生まれる。しかしこのアッシアもシルヴィアが自殺した6年後に娘を連れて自殺する。

 

■プログレスについて■

広く一般的に使用されているプログレス⇒セカンダリー(一日一年法)。一日分の天体の動きを一年に相当すると考える進行法なので、速度の遅い天体は動かないし、逆行などもある。ソーラーアークは太陽と同じ度数分だけ他の天体や感受点を進めたもの。つまり逆行などはなく、すべて前方に動く。占星術師による考え方はまちまちだが、速度の遅い天体も動くことから、各種加工図に使用することが多く(ハーフサム、分割調波など)、また29度に位置した場合は、ある種の終わりを示すと考えられている。あまり使用されないが、メジャーなものとしては月の動きを基本にしたプライマリープログレッション。月は約27日で黄道をめぐり、1年に約13.5周することから出生後の一年後の誕生日は約13.5日分進んだものとして考える。ただし月のサイクルは27日強なため計算に誤差が生じやすい。よって5歳くらいまでの健康状態をみるのに適している。